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                    お盆・施餓鬼供養について
                    
                     お盆の言葉については諸説ありますが、「食物を盛る盆器」という言葉が関係しているようです。世界中の多くの地域に死者が帰ってくる日の祭りがあります。近隣では中国に中元(七月)があり、地を祀る日とされています。生者には贈り物をし、死者にはお供えをする日とされています。
                     お盆では縁者だけではなく、餓鬼にも施しを与える日として、この日に行われています。中国では大地や川などにお供えを散じて祭る儀式もあります。豊永郷ではお盆の最後の日、八月十六日、東土居の河原で川施餓鬼がおこなわれます。僧侶が河原で供養をし、亡くなった方を送り出すと同時に、川に供物を流し施餓鬼供養も行われます。川施餓鬼に御参拝頂いた皆様には、紙の千体地蔵をお渡しいたしております。亡くなった方が、地蔵菩薩に見守られながら帰えられるように願い、送り出していただいています。